こういった疑問に答えます。
もくじ
1. 『渋谷ではたらく社長の告白』要約
2. サイバーエージェント社社長 藤田晋氏
3.この本を読んだ私のキッカケ
4. この本から学んだこと【5つ】
①高い志をもつ
②行動あるのみ
③とにかくハードワークをする。
④会社で一番重要なのは、採用力。
⑤最初に宣言してしまって自分にプレッシャーをかける。
この記事を書いている私は、最近起業準備のために大企業→ベンチャー企業に転職しました。現在は、そのベンチャー起業での実務や本を通じて起業を勉強しています。
その中で最近読んだ『渋谷ではたらく社長の告白』について解説しようと思います。
1.『渋谷ではたらく社長の告白』要約
この本は、サイバーエージェント社の藤田社長が『21世紀を代表する会社をつくる』の思いを胸に、
大学生時代の広告代理店アルバイト、インテリジェンス勤務、サイバーエージェント起業、上場、黒字転換に至るまで、さまざまな危機に対し社長がどのような思いでどのように行動したのかが分かります。
紛れもないノンフィクションの本です。
藤田社長は、サイバーエージェント社の急成長に代表されるように普通では考えられない速度で人生いろいろな経験しています。
この本は、その経験をまるで自分が体験しているような感覚になり、この本を読んでいる私もハラハラドキドキさせられました。そして、感動します。
以下Youtubeは、この本に書かれてる一部が語られてます。本を買う前にもう少し内容を知りたい方はみてみてください。
2. 著者のサイバーエージェント社長 藤田晋氏
藤田晋氏の簡単なプロフィールを以下記載します。
福井県鯖江市に生まれ、高校卒業までを鯖江で過ごす。福井県立武生高等学校を卒業した後、上京、青山学院大学経営学部へ進学する。在学中は麻雀にのめりこみ、一時期はプロ入りも考える程だった。留年の後卒業後、人材派遣会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア)での勤務を経て、1998年に起業。株式会社サイバーエージェントを設立し、同社の代表取締役に就任。2000年、26歳当時、同社の東証マザーズ上場を当時史上最年少で果たした。フォーブス誌によると2019年3月時点の総資産は1170億円で、日本長者番付42位。
3.この本を読んだ私のキッカケ
この本を読んだキッカケは、NewsPicksの『未来を描け!20代起業家たちのビジョン』をみたことです。
株式会社Luup 岡井大輝氏、株式会社Zeals 清水正大氏、株式会社 FinT 大槻祐依氏の3人の社長が出演をされていて、
それぞれ『日本から人類を前進させる』『日本をぶち上げる』『自分が生まれた世界がよりよくなって欲しい』と規模の違う夢を
追いかけ続けていて、まっすぐですごい素敵だなと思いました。
その起業家の方々が尊敬する人だと紹介されていたのが、『藤田晋』氏です。
その番組でも『渋谷ではたらく社長の告白』が紹介されていました。
藤田晋氏は、サイバーエージェント社の社長だと知っていましたが、20代社長が尊敬する人とはどんな人だろうと興味を持ったのが、
この本を手に取ったキッカケです。
NewsPickesを契約している方は、ぜひこちらもみてみてください。
4. この本から学んだこと【5つ】
こな本を手に取る方は、大半は起業を考えているのではないでしょうか。
そういった起業を考えてる方に向けて、私がこの本から学べると思ったポイントを5つ紹介したいと思います。
①高い志をもつ
前の項目で紹介したNewspicksの若手起業家でもそうですが、起業するためにはスケールの違う高い志が必要ということが分かります。
「時価総額10兆円を目指します!」
私はマスコミの取材でそう答えるようにし始めました。新聞や雑誌では、その言葉が何度も取り上げられました。26歳。高すぎる目標設定。しかし、私は若く、怖いものはありませんでした。
志は高ければ高いほどいい。
出典; 渋谷ではたらく社長の告白 位置No.2146/3188
右肩上がりの経済成長は終わりを迎え、就職氷河期とかリストラとか元気のない社会になっている。そんな世相を吹き飛ばすような、希望の欲しとなるような会社をつくり上げよう。
自分の夢であり目標がはっきり設定された瞬間でいた。
《おれは「21世紀を代表する会社をつくる」》
これは現在に至るまで、そしてこれからも、変わらぬ私の人生における目標となりました。
出典; 渋谷ではたらく社長の告白 位置No.347/3188
起業家は、どうせ一度の人生ならこのような高い志をもち、ずっと人生の最後まで挑戦し続けようというマインドセットをもっています。
もし、
起業を考えている方で、マインドセットがそのようなレベルまで達していないって方。
このようなマインドセットは、『ビジョナリーカンパニー』という本からインスパイヤーされています。時間がある方はぜひこちらも。
②行動あるのみ
行動して分かることが多い。ずっと悩む前に行動しましょう。
そのとき私は何かひらめいたように、頭で考えるよりも先に電話を手に取り、渡辺専務にかけました。
『藤田か、久しぶりだな』
『専務、中山から話を聞きました。一度会って話をしたいのですが・・』
あのとき自分がどうしてそういう行動に出たのか今でもわかりません。直感のようなものを感じたとき、私はまず行動してからその理由を考えるくせがあるようです。
出典; 渋谷ではたらく社長の告白 位置No.598/3188
藤田社長の成功は、すぐ行動する癖がありそれが今の成功につながっていることは間違いないです。失敗が怖いから大半の人がすぐ行動をすることができませんが、失敗を恐れないマインドセットも起業家には必須です。
③とにかくハードワークをする。
起業をしたらとにかくハードワーク。そしたらいづれは好循環がまわってくる。
始めたばかりの会社は取引もまだ少なく、はっきり言って、意外とやることが無くて暇なのです。ところが長時間働くことが決まっているので、あまった時間に顧客見込みリストを作成したり、新規事業ブランコンテストを行ったり、苦手な技術や経理に関する勉強をすることになります。苦手な技術や経理に関する勉強をすることになります。
それらをすべてこなしているうちに、業績が伸び、新規事業が生まれ、やがて時間を決めなくても本当に忙しくなっていったのです。
これは、インテリジェンスの一年目のとき、ハードに長時間働くのを決めていたら、好循環が生まれたときと同じでした。
出典; 渋谷ではたらく社長の告白 位置No.1242/3188
これは起業を考えた方なら聞いたことがある『1万時間の法則』につながる考え方ですね。モーツァルトもビルゲイツ氏をはじめ成功者には、大成するまで1万時間の下積み期間があったそうです。
これと決めたものがあったら努力を続けましょう。
④会社で一番重要なのは、採用力。
他の企業と差別化をするためには、やはり『人材』に投資すべきです。
つまり、ビジネスモデルではなく、採用や社員の士気の高さが競争力になっていることにそのとき気がついたのです。
オフィスを活気づいて見えるようにしたのも、優秀そうな若い社員を集めていたのも、インターネットの中でも広告やメディアという事業分野を選んでいたのも、全ては優秀な人材の採用を意識してのことでした。
採用力は競争力だー。
私は当時学んだことを生かしていたのです。
出典; 渋谷ではたらく社長の告白 位置No.1778/3188
『会社は人だ』とよくいうが、この本からも、会社で採用する人次第で売上が左右するということがよく分かります。
例えば、私は、大企業とベンチャー企業のどちらの企業も経験しています。その中で人材のやる気の差、ポテンシャルの差を感じますし、それが1人の従業員あたりの会社の売上の差につながっているのだなぁとつくづく感じます。
⑤最初に宣言してしまって自分にプレッシャーをかける。
目標は、宣言してしまって自分を逃げられない状況にしましょう
私は原宿のオフィスにわずか3人のときに入居して、会社をスタートしてすぐに「ここは1年で引っ越す」と宣言していました。ホームページの「ベンチャー企業の日記」にそう書いていたのです。私は自分の精一杯のハッタリを実現したことに、満足感を抱いていました。
出典; 渋谷ではたらく社長の告白 位置No.1732/3188
私は会社を始めて3ヶ月目、まだ社員がひとりもいなくて、事業内容すら定まらない時期に、「2年後を目処に上場します!」と宣言していました。ホームページ上にもそう書いていました。
出典; 渋谷ではたらく社長の告白 位置No.1926/3188
最初に宣言してしまって後から実績をついていかせる。藤田社長は、本の中で何度もこのような宣言を行い自分を追い詰めていきました。そして、実績を作っていきました。
人間は怠ける生き物なので、この宣言をまずするというのは起業家にとって必要不可欠です。
私も見習ってtwitterで毎日やること、今後の目標を宣言するようにしてます。
>>私のtwitter はこちら @punnublog
私は、この本をのめりこんでしまって1日で読んでしまいました。それほどぐいぐいのめり込んでいきます。ぜひ読んでみてください。