こんにちは、メタバースエンジニアをしているぷんぬ(@punnublog)です。
こういった疑問に答えます。
もくじ
この記事を書いている私は、 VR・AR企業でエンジニアをしている者です。
VR・AR・MRの違いって何?と聞かれることが多くなったので記事にまとめようと思います。
VR/AR/MRの違いとは?
VRの説明と違いが分かりにくいAR・MRの説明をセットでそれぞれ説明していきます。
VR(Virtual Reality)
VR(Virtual Reality)は、『実物ではないが、本質的に現実を感じさせるもの』を指します。
VRは、専用のヘッドマウントディスプレイを装着することで、360度の3DCGで作られた世界や360度カメラで撮影した動画の中に入り込み没入する体験ができます。
VRの一例としてYOASOBI「大正浪漫」を紹介します。個人的にYOASOBIが好き&VRPVの表現方法が良かったので載せておきます。(※これをヘッドセットでみます。)
豆知識
VRは、『仮想現実』という訳をよく目にしますが、「仮想」は、仮で考えること⇒実際には存在しない≒本質的には存在しない ことを示すので間違った訳だとされています。
訳したとしても『人工現実感』という言葉が適切らしいです。
例:バーチャルマネー: 実際にはないものであるが、本質的にはマネーとしての価値があるものである。
>>学術的に理解をしたい方は、『バーチャルリアリティ学』を読んでみてください。
VRをまず始めるためにおすすめのヘッドセット
VRヘッドセットは、やはりOculus Quest2,Vive Pro,Valve Index,Playstation VRあたりが導入としていいと思います。
その他のデバイス(Pico等)は、まだニッチな部類でアプリが充実していない&開発用でも情報が少なかったりしますので最初に手に取るデバイスとしてはおすすめできません。
AR(Augmented Reality)とMR(Mixed Reality)
AR(Augemented Reality)は、『現実空間にデジタル情報を表示する』ことを指します。
現実世界にプラスアルファでデジタルコンテンツを追加し、情報を付け加えることに対して使います。
一方で、MR(Mixed Reality)は、ARやVRといったものを広く包含する概念であると言われています。
ARとVRとMRが個別に違うものとしてあるのではなく、それらはMRをいろいろな角度から見ているにすぎないということです。
>> マイクロソフト社 Mixed Realityとは
豆知識
ARとMRの違いは、上記で示した通りですが、
よくメディアとかで以下の図ような違いの認識で紹介されることが多いです。
ARは、学術的には「現実環境とデジタルコンテンツの整合性」や「人間とのインタラクティブ性」も含まれるので、
この認識は、実際には正しい理解ではないんですね。。
まあ、どちらでもいい気もしますがそのAR・MRの定義について細かい人もいるので気をつけてください。
>>学術的にさらに理解をしたい方は、『ARの教科書』がおすすめです。
ARでよく紹介される例としては、スマートフォンで手軽にできる『ポケモンGO』や『Ikea Place』とかが有名だと思います。
ARをまず始めるためにおすすめのデバイス
ARとして普及しているデバイスとしては、スマートフォンが挙げられます。
コストをかけず手軽に始めるには、スマートフォンにARアプリをダウンロードするところからかなと思います。
ただし、スマートフォンのARは、画面が限られていてそこを注視しないといけない手間があるんですね~。
手間いらずで次世代感を感じるためには、やはりメガネ型のARデバイスからはじめるのがおすすめです。
メガネ型の有名なARデバイスとしては、Hololens2、Nreal light ,Nreal Air ,Magic Leap Oneが挙げられます。
それぞれMicrosoft store,au shop,docomo shopなどで購入できます。
どれも数十万円単位と高く、視野角が狭いや色彩が薄いとがっかりする方が多いです。
まだまだ発展途上感は否めない段階なんです。。
その中でもNreal Airは、視野角が狭いことや色彩が薄いという特徴はあるものの、
5万程度と安くデザインも良いので最初の一歩のデバイスとしてはおすすめできます。
(Nreal Airは携帯に有線をさして使います。対応機種があるので注意が必要です。)
これで「VR・AR・MRの違い」の説明を終わりにします。
これからもメタバースエンジニアだからこその情報を発信したいと思います。
ではでは。
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